復刻版 田井屋100年ノート

 

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田井屋100年ノート

 

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【哲学者、西田幾多郎氏】

西田幾多郎氏直筆のノート50冊発見

 

2015年、世界的にも有名な石川県出身の哲学者、西田幾多郎氏のご遺族の元から直筆のノート50冊と紙資料が発見されました。およそ半数は「善の研究」の原稿を執筆するなど自身の哲学を準備した、金沢時代のものと考えられ、そのうちの3冊が1900年代初期の田井屋製ノートと判明しました。

 

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株式会社田井屋は江戸時代後期、金沢市片町において紙小売商として創業し1907年頃、第四高等学校の指定購買所になっております。当時、教職員や学生に文具・紙製品の販売を行っており、母校である第四高等学校の講師として働いていた西田幾多郎氏がこの頃ノートを購入したものと考えられます。

ノートに向かい、深く考え何とか言葉にしようと試行錯誤した西田幾多郎氏のようにあなたの思考や創造に寄り添う品でありたいと、当時のノートを元に復刻致しました。

 

【復刻版への思い】

当時のデザインを再現

 

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復刻にあたり重視したのは、当時のノートの趣をそのままに、現代の技術で使いやすく・書きやすいノートにすること。販売当時、新しいデザインとして好評だった表紙の枠線の電線、裏表紙の機関車のモチーフを再現しました。サイズは当時のままですが、罫線は文字や図が書きやすいと人気の高い5mm方眼を採用しました。

 

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表紙は当時と同じ活版印刷です。時間も手間もかかりますが、凹凸やかすれによりどこか懐かしく温もりのある風合いがあります。復刻版では金属版を使い凹凸を強く表現しています。現在はノートサイズを印刷できる工場も少なく、希少な逸品となりました。ノートは1冊ずつフィルム真空包装を施しております。一冊ずつ異なる表情をぜひお楽しみ下さい。

 

なめらかな書き心地

 

職人の長年の技術・糸綴じの特殊な製法により長く使っても壊れにくい丈夫なノートに仕上がっております。本文紙にはなめらかな書き心地で、インクによるにじみや裏抜けが少ない高級筆記用紙を使用、やわらかな色調と透かし模様が、光の反射を軽減し目の負担を和らげます。

 

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机に向かってノートを開き、字を綴るという時間。せわしない生活を送っていると、そういう自分と向き合う時間がどんどん短くなってしまいます。手書きの字を読み返すよろこび、何も書いていないページを前に思いを馳せるたのしみ。偉大な哲学者の遺品から生まれた田井屋100年ノート。「生きるとは何か」を生涯追究した西田幾多郎氏のように、自分と向き合う時間が増えるきっかけになるノートになるかもしれません。

 

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